クレジットカードを持つ学生が増えてきています

近年では日本もキャッシュレスの時代に突入し、学生の中でもクレジットカードを持つ人が増えてきています。
クレジットカードと聞くと、働いている人しか持つことができないイメージがあるかもしれませんが、近年では学生でも持つことができるクレジットカードは増加傾向にあります。
若いうちからカードを利用することには抵抗がある人も多いかもしれませんが、実は数多くのメリットがあるので、適切に利用することでその恩恵を受けることができるでしょう。

学生がクレジットカードを持つメリット

キャッシュレスの社会に対応することができる

まず学生がクレジットカードを持つメリットにあげられることは、キャッシュレスの社会に対応することができる点です。
近年では電子マネーやスマホ決済など、キャッシュレスによる決済が急速に普及傾向にあります。
特に2019年10月にはキャッシュレスポイント還元事業が行われましたが、これによりさらにキャッシュレスの波は加速したとも言えるでしょう。
日本の場合には、海外の国々と比べるとキャッシュレスの普及は非常に遅れています。
政府はこれまで以上に様々な対策によりキャッシュレスを推進していくことでしょう。
クレジットカードは数多くのキャッシュレス決済の中でも一番使われているものであり、カードを持つということは、これからの社会に早期に対応することができます。

お金の管理の仕方や使い方を学べる

二つ目にはお金の管理の仕方や使い方を学べる点です。
これは意外と気づかないメリットに当てはまるかもしれませんが、カードを持つことにより、お金の管理方法や使い方を学ぶことができます。
社会人においても、日々生活していくためには何かとお金は必要不可欠です。
しかし現金払いとなった場合には、何にいくらを使ったのかを頭で覚えておくことは難しいものです。
家計簿などをきちんとつけることができれば把握できるものの、なかなか学生の場合にはお金の管理にそこまで手間をかけることはありません。
手持ちの現金の中でやりくりを行い、万が一他になくなった場合にはATMを使って現金を引き出す人が大多数と言えます。
しかしカードを使えば利用履歴が全て残るため、いつどこで何を購入したのかをすぐに確認することができます。
自分がどのようにお金を使っているのか、その使い方に気づくことができれば、気を引き締めなければならない、もう少し気をつけようという気持ちに気付きます。
支払日にいくら引き落とされるのかが事前に分かる為、今月はこれだけ支払わなければならないから、あとこれぐらいなら使っても大丈夫だろうというように、自分で計画を立てることにもつながります。
このような習慣が学生のうちに身についておけば、社会に出てたら非常に役に立つことでしょう。

利用額に応じてポイントが貯められる

そして三つめには利用額に応じてポイントが貯められることがメリットと言えます。
利用額に応じてカードを使うとポイントが加算されます。
還元率0.5%であれば、1000円を使った時には5円のポイントが貯まるのです。
5000円を使えば25塩分ということで、貯まったポイントは商品券などに交換することも可能です。
あまりポイントがもらえないのではないかと思う人も多いかもしれませんが、それぞれカード会社はポイントシステムが導入されていて、ポイントが2倍になったり、ボーナスが追加される仕組みなど特典も設定しています。
このようなシステムをうまく使うことで、獲得できるポイントもどんどん大きくなっていくことでしょう。

クレジットカードを持ちたいと思うきっかけ

このようなメリットがあることがわかりましたが、実際にどのようなことがきっかけになってカードを持つのかと言うと、それは人により様々です。
その一つが旅行中に現金を持ち歩くことが不安になるということです。
現金を持って旅行するとなると、それなりに高額なお金が必要になります。
高額なお金を持ち歩けば、いつも心配しながら旅行をしなければならず、現金が足りなくなった場合には、ATMを探さなければなりません。
この時に現金を持つ代わりにカードを作る人も多いものです。
旅行中には多額の現金を持ち歩くのは心配ですが、カードであれば万が一紛失してもカード会社に連絡することで、一時的にカードの利用を止めることができるため最低限の損害で済ませることができます。
その中でも特に海外旅行をするとなった場合には、カードは不可欠と言えるでしょう。
ホテルに宿泊するとなると、チェックインの際にはカードの提示を求められることもあり、この理由としては本人に本当に支払い能力があるのかどうかを確認するためです。
レンタカーを借りる時にも同じような事が家、カードがなければ保証金を要求されることもあるでしょう。
このようなことから出発前にカードを作っておくことが求められるのです。

まとめ

このように学生がクレジットカードを持つことのメリットやきっかけとなる出来事が分かりましたが、実際にカードを選ぶ際には、年会費がいくらかかるのか、またポイントプログラムや特典などもそれぞれのカード会社を比較して見極めて選ぶとよいでしょう。